【ドローン副業】ドローンで稼ぐのは楽ではない理由3選

今回は「ドローン業界で安定して稼ぐのはラクではない理由3選」について話します。

最近、ドローンに興味のある知人からこんな話をされました

[chat face=”man1″ name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]ドローン業界ってブルーオーシャンで割と稼ぎやすいんでしょ?[/chat]

これについて、どう回答したら良いか考えて少し頭を整理しました。

結論からいうと、

「ドローン業界で稼ぐのは難しくはないけどラクではないよ」

ということです。

ドローン副業も然りです。

それではなぜ、ドローン業界で稼ぐのはラクではないのか。

これについて今回は3つの理由にまとめながら詳しく話していきたいと思います。

記事の最後には、ドローン副業で稼ぐ方法やコツについて解説しているのでぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

この記事を書いた人☑


☑知識0、ラジコンも未経験の完全初心者
☑2022年1月からドローンの将来性を見込んで学習を始める
☑2022年2月に国交省認定UASLevel2資格・10時間飛行履歴証明書取得
☑ドローン副業で空撮の累計30万以上、ドローンライター月収3万
デイトラドローン空撮コンテストにて優秀賞🎖受賞
☑累計空撮本数500本以上
☑ドローン副業は空撮、ライター、フィールド運営管理で活動中

目次

①初期費用にお金がかかる

まず理由のひとつ目がこれです。
初期費用には意外とお金がかかります。

私がお世話になっているスクールでも「道具で飯を食うのがドローンの世界」と言っているほどドローンの機体が稼ぎに大きく影響します。

正直、一つの機体だけではクライアントの要望に応えづらく、プロのドローンパイロットとして仕事をしていくためには1台十数万~数十万の機体を複数持つ必要があります。

加えて、機体のほかに追加バッテリー、プロペラガード、バッテリーチャージャー、レンズフィルター、スキンシール。SDカード、腕章、ランディングパットなど地味にいろいろと揃える必要があります。

あとは、「どのくらいドローンで稼ぎたいのか」にもよります。

これについては目標月収と稼ぎ方パターンについてこちらの動画で詳しく解説されているので参考にしてみてください。

ということで趣味の延長線上なら稼ぎは小さいけど初期費用も少ないです。

私が始めたときは7万円くらいのDJI Mini2という初心者向けのドローン機体だけで稼ぎ始めましたし、

初心者の機体だけでも、営業の仕方をうまくやったりMini2でも対応できるCtoC的な仕事を積み重ねれば十分初期費用は回収できました。

業界最安値のデイトラドローンコース8万円とMini2の7万円でおよそ15万円が最低初期費用とすると回収は十分可能です。

回収の方法については後↓で解説していきます。

副業として月収10万以上稼ぎたいなら求められる機体もそれなりに高いです。

実力も備えなければならないです。

主業でそれなりに満足のいく給料もらっていて時間にも余裕がある方なら

趣味の延長線でドローンをしていて実力と経験を備えて本格的な機材を揃えて

月収10万以上を狙うのはアリだと思います。

ちなみに私が通っているドローンパイロット養成所では

「プロのパイロットになるまでには本気でやって平均で1年くらいはかかる」といわれています。

これは、「毎日練習は欠かさず、隔週でレッスンを受けに通って1年で合格できるか」どうかくらいです。

「ドローンで仕事をしていくにもけっこう大変だな」と感じた方もいると思います。
とはいえ、他の業界を考えると当然の内容だと思います。

たとえば年間数十万~100万以上かけて専門学校や大学に通って2~4年間学んでようやく仕事ができる、

ということを考えるとドローンパイロットとして仕事をするにはそのくらいかかると感じます。

プロのドローンパイロット養成所でも授業料、レッスン料を合わせて1年間で最低60万以上かかります汗

(ちなみにレッスン料は5000円/時間で中級試験合格まで平均10時間受け、上級試験合格までは平均30時間受けます。)

これに加えて養成所までの旅費を含めると人によっては100万かかるかもしれないですね…

ドローン業界で稼ぐのはラクではないですよね?笑

②稼ぐまでに時間がかかる

実力をつける必要があり、かつ仕事をもらうまでに営業・集客活動を地道にしていく必要があります。

詳しく解説していきます。

実力をつけるために必要な練習時間

まず実力をつける話をします。

さきほど説明したように、ドローンパイロット養成所ではしっかり実力を付けるまでは養成所では仕事の紹介がしてもらえませんし、一人前と認められません。

一人前というのは養成所が設けるレベルで上級試験に合格することです。

上級試験に合格するとドローン本業でも食べていけるくらうの操縦スキルの素地があるということになります。

上級試験合格後に専門コースがあって、空撮、測量、点検などそれぞれのスペシャリストになるための訓練を行っていきます。

中級試験合格までレッスンを平均10時間受け、上級試験合格までは平均30時間受けるそうです。

レッスンは一回あたり一時間なので合計40時間受けることになります。

レッスンに通う頻度は隔週で1回あたり2時間が望ましいとされているので、40時間÷2で20回通うことになります。

言い方を変えると1か月につき4回レッスンなので10か月通うことになりますね。

そして、レッスンを受けたあとは次のレッスンまでにレッスン内容の復習やできなかったところの反復練習を自主練として行う必要があります。

次のレッスンまでノー練習でいくことはタブーとされているので(お金ももったいない)、毎日練習を欠かさずします。

一年で上級試験合格する人は毎日2~3時間練習するそうです。

レッスン期間が10か月で300日ですので600~900時間で、

上級試験は一発合格が難しいので、10か月経過してからも上級試験に向けて日々練習していくことを考えると+50~100時間くらいは追加で練習してそうです汗

そうなると、上級試験合格まではやはり通算1000時間くらい練習するんじゃないでしょうか…

およそ1000時間かけて合格できる資格レベルでいえばこんな感じ

・社労士

・行政書士

・中小企業診断士

なかなかの資格が並びますね笑

1000時間到達には毎日欠かさず1時間取り組んで2年8か月かかりますし、3時間取り組んで1年かかります。

実力をつけるだけでも相当な努力を要することがよくわかると思います。

これをみると、「本気でドローンで稼ぐためには全然ラクではない」ということがわかると思います。

自分の大切な時間(1000時間)をどう活用するか。

ドローンに時間を注ぐ覚悟はできているか。

よく考える必要があります。

[chat face=”man1″ name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]でも、資格取得したあとは仕事できるんじゃないの?[/chat]

たしかに資格取得すると国交省航空局への包括申請が簡略化されて申請が通りやすく、

機体登録と飛行計画登録も行えば国内で飛行させる範囲は一気に広がるため仕事がしやすくはなります。

ただ、それに実力が伴わなければ”仕事ができる状態”でも”仕事ができる”わけではないです。

医師免許を取得した新米医者がすぐに手術や診療をこなせるわけではないのと同じです。

“仕事ができる状態”でも”仕事ができる”とは異なるのです。

ドローン・ゼロ
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③割と競合他社が多い

市場は拡大し続けるのでブルーオーシャンと言われていますが、

実際はすでに空撮や点検ドローンパイロットとしての競合他社は多いです。

SORAeMONのパイロットリストをみてもらえるとわかりますが、インストラクターだったり企業所属のパイロットがひしめき合っています。

SORAeMON

詳しくはこちら

しかもドローン業界は40代以上が多く、往年のラジコン愛好家などが参入していることもあり、実力、飛行実績は到底かないません。

彼らはお金も時間も余裕があるのでさきほど話した①初期費用にお金がかかる、②実力をつけるのに時間がかかるというハードルを軽々と越えてくる猛者たちです笑

ドローンパイロット養成所でも30代前半の私はかなり若手に位置するようでほとんどが40代以上で、そこで「あ、これは敵わないわ」と痛感しています笑

こういった猛者たちの中で仕事を受注していかなければなりません。

競合が多い中でまんべんなく仕事が回るかというと、正直なところ、実績技術の高いドローンパイロットに仕事は集中します。」

「ドローン副業で月収50万」とか言われる理由はこのためなんじゃないかと思っています。

ということで、「ドローン業界で稼ぐのはラクではないな~」と感じています。

しかし、ドローンで稼げるようになるための対策はあります。安心してください。

上記の強者にはない、「自分の強み」や「異なるスキル」を生かして差別化を図っていく必要があります。

次にドローンで稼げるようになるためのポイントを解説します!

”稼ぎ方”を変えるとドローン副業は充分可能です

ここまで厳しい話をしてきましたが、

上記の内容は【ドローンだけで稼ぐのは楽ではない】ということを語ってきました。

ドローンパイロットを本職にして、プロのドローンパイロットとして食べていくのは一定の努力が必要ですし本当に苦労します

稼ぎ方によっては初心者でもドローンで稼ぐのは充分可能です

ポイントは2つです

・ドローン”だけ”で稼ごうとしないこと
→【ドローン副業】で稼げばOK

・ドローンパイロットで稼ごうとしないこと
→ドローンに関する副業【ドローン×○○】で稼ごう

稼ぐ”規模感”によって状況は変わります。

たとえばドローン副業で月収5万円なら50時間程度の飛行練習で充分可能です。

実際に私は2022年1月にデイトラドローンコースを受講し始めて、2月に資格取得、4月には初案件を獲得しました。

詳しくは他記事で書いているので、解説はしませんが、月収5万以内であれば、

1万円の空撮業務を月に5回こなせばokなので資格取得後、

通算50時間くらいの練習と経験をすれば1万円空撮業務レベルなら割と早く実力が備わります。

私自身、屋外練習を30時間くらいこなして初案件として1万5千円の空撮業務を受けることができました。

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しかし残念ながら実力が備わっても仕事はきません笑

まずはドローンパイロットとしての自分を知ってもらう必要があります。

地道な営業や集客活動が必要不可欠です。

ということで営業活動について次で説明していきます。

営業活動について

ドローンパイロットとして実力を備えてもすぐに仕事をお願いされるわけではないです。

なぜなら、「あなたがドローンパイロットとして仕事を受け付けていること」をみんな知らないからです。

たとえば、誰も知らない山奥にひっそりと三ツ星レストランで働いていたシェフがお店を開いたとしても誰も知らなければお客さんは来ませんよね。

実力が備わっても仕事は自然と舞い込んでくるわけではないです。

ドローンパイロット、ここにあり、と世の中に知ってもらう必要があります。

意外とここを見落としている人が多いですが、実力以上に大事です。

月収3~5万円くらいを目指す人にとっては特に重要です。

空撮業務なら1~3万くらいの案件、点検業務なら5000~1万円くらいの案件が多いので、他のドローンパイロットもそういった案件を狙ってきます。

競争は激化します。

この競争の中で案件を勝ち取るためにはやはり営業が大事ですし、

営業によって得たルートから競争なしで案件を取ることもできます。

営業のうまさは稼ぎに直結します。

こちらも詳しくは【営業編】にて解説していますので興味がある方はどうぞ。

ちなみに私はこちらの記事にある裏ワザを使って営業活動をスキップして仕事を受注しました。

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また私が参考にした営業に関係する有益な動画も紹介しておきます。一度観といて損はないです。

他とどう差別化するか本気で考えていく必要がある

孫子の兵法ではないですが、

秘訣は「勝てないところで戦うのではなく、勝てるところで戦いましょう。」

ということです。

たとえば、若い世代はweb集客やSNS投稿で認知度を上げるなどという営業・集客が得意な傾向にあります。

そしてweb営業集客やSNS投稿で認知度上げるのは割と効果大です。

ドローン×〇〇を目指しましょう

ドローンに関する副業として【ドローン×〇〇】を目指しましょう。

他のスキルと掛け合わせると一気に競合他社が減ります。

ドローン”だけ”で戦うなら、上には上がいるので実力も機材もライバルに敵わないかもしれませんが、

【ドローン×動画編集】→「ドローン空撮ができて動画編集もできる」人としては、戦う土俵が変わるので、ライバルにも敵うかもしれません

クライアントもyoutube動画やPR動画を求めている方なら「動画編集までしてくれる人」を欲するはずです。

これが「勝てないところで戦うのではなく、勝てるところで戦いましょう。」

ということです。

ドローンライターは穴場です

また、ドローンパイロットじゃなくてもドローン副業で稼ぐ方法はいろいろあります。

たとえば、デイトラドローンコースのメンターの方は【ドローン×webライター】として稼いでいるそうです。

ドローン関連の記事は単価が高く、webライターだけなら通常は1文字1円でもまだ良いくらいですが、ドローンに関する記事を執筆する案件だと1文字3円くらいはもらえるとのことでした。

webライターの文字単価の3倍です笑

そしてドローンライターのなによりも良いところは操縦スキルがそこまで求められません。

つまりさきほど話した1000時間くらいかかる話は必要ないということになります笑

逆にドローン業界に詳しくなったり、情報収集を常にしておく必要があります。

もちろんライティングスキルも必要です。

とはいえドローンライターまだまだ数が少ない状況にあるのでこちらも競合他社が少ない中で戦える場所です。

ドローンライターについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にどうぞ。
私自身もドローンライターとしての活動を始めて、ドローン副業の中ではメインの稼ぎ頭となっています。

ドローン副業=ドローンパイロットとしか認知されていないので、ドローンライターはかなりオススメのドローンで稼ぐ方法です。

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このように自分の武器は何なのか、他スキルと掛け合わせることはできないか本気で差別化を考えていく必要があります。

他のドローン副業についてこちらの記事で詳しく解説しています。

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最後に:ドローン副業や差別化、スキルの掛け合わせで稼ごう

まとめると以下のとおりです。

【ドローンで稼ぐのが楽ではない理由3選】

①初期費用にお金がかかる
趣味の延長線上なら稼ぎは小さいけど初期費用も少ない 副業として月収10万以上稼ぎたいなら求められる機体もそれなりに高い。実力も備えなければならない。

②稼ぐまでに時間がかかる
実力をつける必要があり、かつ仕事をもらうまでに営業・集客活動を地道にしていく必要がある

③競合他社が意外と多い
市場は拡大し続けるのでブルーオーシャンと言われているがすでにドローンパイロットとしての競合他社は多い。他とどう差別化するか本気で考えていく必要がある


【ドローン初心者でも稼ぐ方法のポイントは2つ】

・ドローン”だけ”で稼ごうとしないこと
→【ドローン副業】で稼げばOK

・ドローンパイロットで稼ごうとしないこと
→ドローンに関する副業【ドローン×○○】で稼ごう


差別化やスキルの掛け合わせが大切
→「勝てないところで戦うのではなく、勝てるところで戦いましょう。」

ドローン×動画編集
ドローン×webライター=ドローンライター(←かなりオススメ)
などがある

いかがだったしょうか。
今回の記事ではドローンで稼ぐことに夢見る方々にはなかなか堪える内容だったかもしれません。

ドローンで稼ぐことは決して甘くはないですしラクではないです。

しかし、これはドローンに限ったことではなく、楽しく稼げることはあっても本当の意味で「ラクに稼ぐ」というものはないのではないかなと思います。

仕事をするってラクではないですからね。楽しく仕事をすることはありますけど。

楽しいとラクは違います。

ドローン業界で稼ぐことはラクではないですが、やはり他の業界と比べると

高単価、高給な傾向にあると思いますのでいまから参入することは悪くない業界だと感じます。

規模感によりますが副業で少額稼ぐならハードルもそこまで高くはないですし、やはり仕事自体楽しいです。

ラクではないということを理解した上でドローン副業に挑戦したいということであればチャンスは十分ありますのでトライしてみる価値はあります。

そういった方へ向けて役立つ情報をこれからも発信していけたら良いなと思っています。
ドローン副業へ向けてがんばりましょう!

ドローン副業に興味を持った方は【保存版】ドローン副業の完全ロードマップ【副業パイロットが徹底解説】という記事を読んでみてください。ドローン副業についてまとめています。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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